ラタン(籐・とう)とは?
籐(とう)とは?
籐(とう)とは、主に東南アジア等に多く自生している、椰子科 (ヤシ科)のツル性植物です。日本では育ちません。
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自然に生えている籐の表面は外皮は厚く、棘のある植物で、
その性質は軽く、強靱で、20〜30メートルのつる状になります。
太さは3mm前後から50mmくらいまであります。
この籐の原木がいろいろと加工され、輸入されています。
日本で輸入している数多い籐の種類を用途別に分類すると、
● セガ籐(丸籐)
● ロンチ籐(丸籐)
● 紅籐
● トヒチ籐
● 籐芯
籐の椅子や家具は人気が高いですね。
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籐と竹の違いは?
加工された籐製品はよく竹と間違われる事が多 くあるようですが、竹と籐との違いは縦に割ると分かります。
竹は 節と節の間は空洞になっていますが、籐の方は節は有 りますが、
その中身は籐の繊維がぎっちり詰まっています。
籐はどんな形に加工されても呼吸をしています。
梅雨時はじめじめした湿気を吸収し、冬の乾燥のは吸収していた湿気を吐き出すので、
自然のエアコンとなっています。
籐の性質を利用して編む
籐は特別な道具も使わないで、手編みでまろやかな曲線を描くことが出来るのが魅力です。
天然素材の籐を水に浸すとひものように柔らかくなり、乾くとまた固くなります。
その特性を生かし形作っていきます。
籐はかごだけでなく、繊細な人形や花も編み上げることが出来ます。
一本のひも状の素材から立体的なものを作り出す楽しさを
あなたもぜひ味わってください。
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